この瞑想について
この瞑想は特別なテクニックは使わずに、マントラと呼ばれている言葉を意識するだけで自動的に瞑想状態になるとても簡単なものです。一度瞑想のやり方を身につけると、いつでもどこでも簡単に瞑想に入ることができます。瞑想の効果は1日2回瞑想をおこなうだけの日々の実践で少しずつ蓄積されていき、以下のような効果が現れてきます。
くわしい瞑想の学び方はこちらをご覧ください。
マントラとその機能
宇宙創造の以前、空(くう)と呼ばれている根源のみが存在していました。空は潜在的なエネルギーに満ちているものの、一切の現象がない虚空のフィールドでした。科学の世界では量子場と呼ばれています。
ある時、虚空のフィールである空に微細な風のようなエネルギーの揺らぎが現れました。無から初めて有(現象)が生じた瞬間です。この揺らぎは波紋のように広がり、様々に形態を変えていくことでその後に続く全ての創造の基盤となりました。
虚空から生じた微細なエネルギーの振動を短い言葉に包含したものがマントラです。言い換えるとマントラとはエネルギーの種子のようなものです。
瞑想中は、ただマントラの流れにゆだねます。一度マントラの使い方を習得すると、瞑想しようと意図するだけで原初の風のような微細なエネルギーを起動することができます。微細なエネルギーは、肉体やメンタル体、魂の領域内部へと伝わって流れていきます。このエネルギーの伝搬によって、心や細胞に長年に渡って蓄積された未消化の感情や不要なエネルギーの堆積物が洗い流されてゆきます。心、肉体、日常生活が根本のレベルから整っていきます。
未消化の感情やエネルギーは古代の言葉ではカルマと呼ばれています。私たちの通常の状態は、多くのカルマがフィルターのように現実認識を歪めています。その歪みによって様々な摩擦や困難が生じます。さらに、そのフィルターの存在自体に気が付かないために、認識が歪められているという自覚がないままに日々を過ごしています。その結果、様々な困難や苦しみが生じています。
この瞑想ではカルマによる認識のフィルターや摩擦を少しずつ着実に取り除いてゆきます。やがては日常生活の様々な領域で格段にスムーズにことが進むようになります。
一度マントラを伝授されるとこの微細なエネルギーの流れは半永久的に自動発生するため、瞑想をするための特別な努力は必要なくなります。誰でもいつでもどんな場所でも瞑想ができるようになります。